きのこの仲間?
きのこと同じように胞子で増えるものに、コケ類とシダ類があります。コケ類もシダ類も、日陰や湿気を好むところがきのこと似ていますが、どちらもきのこの仲間というわけではありません。「コケ植物」「シダ植物」と呼ばれる通り、植物の仲間です。
コケ類は根と茎、葉の区別がはっきりしておらず、水分や栄養分も根からではなく、葉の表面から吸収しています。コケ類の中には、一見根や茎に見えるものがある種類のコケもありますが、そういうコケでも普通の植物のように根と茎、葉の役割分担をしてはいません。根っこや茎に見える部分はどちらも同じような組織をしているのです。そのため、コケ類は土のない岩の上などでも平気で生長できます。
同じ胞子で増えるシダ類は、コケ類と違い、根・茎・葉がきちんと分かれています。
コケ類やシダ類ときのこは、胞子を使った増え方にも違いがあります。普通の植物にはおしべとめしべがあり、受精して種を作っていきますが、コケ類・シダ類も卵細胞と精子にあたるものがあります。これらが受精することで、胞子体となり、胞子となって数を増やしていくのです。もう一つ、コケ類・シダ類ときのこの大きな違いは、コケ類・シダ類は光合成をして栄養を作ることができる点です。反対にいえば、コケ類もシダ類も光がなければ枯れてしまいます。その点、きのこは光がなくても生きていけれます。
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